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【最新】Amazonプロジェクター売れ筋ランキングの上位10製品を比較&解説(2021年8月17日版)

本記事では執筆時(2021年8月17日 11:19)のAmazonのプロジェクター売れ筋ランキングのデータを基に、上位10製品をカテゴリー分けしたうえで一覧表でのスペック比較、各製品の詳細の解説といった流れで解説をしています。

この記事を見れば今人気の製品のうち、どのモデルを買うのが自分にとってベストかが分かります。

【2021年8月】Amazon売れ筋ランキング上位10(クリックで拡大)

▽最新ランキングはここから確認▽

Amazon売れ筋のプロジェクターをざっくり分類

冒頭で掲載したプロジェクター売れ筋ランキングを見ていると、聞いたことのないメーカーの安価なプロジェクターが多くランクインしていることに気づきます。これらはだいたいが中国製のプロジェクターなんですが、似たり寄ったりのスペックの製品が乱立しているためにどれを買えばいいかの選択を難しくしています。

そこで、まずはこのあたりを整理するためにどんな特徴を持った商品がランキングに並んでいるかをざっくりカテゴリー分けしておきましょう。僕の感覚ですが価格帯によってだいたいこんなイメージを持っておくと良いと思います。

①1万円前後 ⇒ 720pの中華プロジェクター
②2~3万円 ⇒ フルHDの中華プロジェクター
③5~7万円 ⇒ 有名ブランドのプロジェクター(名機!)
④8万円~ ⇒ 画質や使用用途に特化しているプロジェクター(特化型)

この①~④を冒頭の売れ筋ランキングの画像に当てはめてラインナップを確認してみましょう。

プロジェクターランキング上位製品のざっくり分類(クリックで拡大)

はい、こんな感じになります。

こうして分類してみると中国製プロジェクター(①②)が10位中の7製品もランクインしている結果となっていることが分かります。これは今回たまたまではなく、中国製プロジェクターは安さを武器に常にランキングに多く入ってきており売れまくっています

中華プロジェクターをどう考えるか

現在売れまくっている中華プロジェクターですが、中国製の商品に対して良いイメージを持っていない方もいるかもしれません。しかしながら、Amazon売れ筋ランキングの上位に入ってくるような製品の完成度は秀逸で、価格に対して優秀な製品ばかりです。

映像の画質もそれなりにキレイで、プロジェクター本体のサイズも小さく取り回しが良く、ちょっとしたときにプロジェクターを使うという方であればコスパ的に充分満足できるものになっています。

なんですが、中華プロジェクターを選ぶときに気を付けなくてはならないことがあります。商品ページの表記内容が分かりづらいという点です。翻訳の問題というよりは真実と異なることが書かれている。。(嘘のスペックを記述しているとAmazonから怒られてしまうので、書いてあることは嘘ではないハズですが、正直非常に分かりづらいです。)

その一番の例が解像度、1万円前後のほぼ全ての製品はMAX解像度720p(1280×720)なんですが、”1080pフルHD対応”とか”1080pサポート”といった具合に微妙な表現をしています。

※引っかからないように「720」というキーワードでページ内を検索してみると良いです。納得のうえであればOKですが、騙された!とならないように知っておいてください。

2~3万円あたりになると、同じく中華プロジェクターですが解像度が本当に1080pのフルHD(1920×1080)の製品が現れてきます。

中華プロジェクターを選ぶ場合は、「画質にはそこまでこだわらないので安価に大きなサイズで映像を観れたらハッピー」という方は1万円前後のモデルを、加えて映像のキレイさも期待したい方は2~3万円あたりのモデルを、といった感じです。

【一覧表】Amazonプロジェクター売れ筋ランキングの上位10モデルを比較

各商品を比較しやすいように一覧表にまとめました。比較する際にチェックしておくべきと思うポイントを赤太文字にしています。

順位メーカー製品名値段割引商品レビュー明るさ解像度ズームフォーカス補正サイズ重量WiFiBluetooth商品詳細
1位PO.YANKTP-03¥8,4954.4
657件
6000lm1280×720なしリング回転上19度 / 下10度26 x 24.6 x 11.2 cm1620gなし詳細ページへ
2位AnkerNebula Capsule II¥59,800¥3,000クーポン4.5
1817件
200ANSIlm1280×720なしオートフォーカス自動補正(補正範囲±40度)直径8cm x 15 cm740g詳細ページへ
3位GROVIEWUYH3¥8,577¥1,000クーポン4.5
644件
5000lm1280×720なしリング回転上下±15度‎14.9 x 18.7 x 7.7 cm1900gなし詳細ページへ
4位UNENUU1¥19,999¥5,000クーポン4.9
119件
8000lm1920×1080ありリング回転補正できるが詳細記載なし‎21 x 18 x 8 cm1350g詳細ページへ
5位ONOAYOONO1¥27,999¥7,000クーポン4.8
640件
9500lm1920×1080ありリング回転補正できるが詳細記載なし26 x 20 x 12 cm2820g詳細ページへ
6位TOPVISIONT6¥8,999¥2,000クーポン4.5
1629件
5000lm1280×720なしリング回転上下±15度‎32.6 x 22.8 x 16 cm2220gなしなし詳細ページへ
7位HOMPOW製品名不明¥9,998¥2,500クーポン4.6
44件
6000lm1280×720なしリング回転補正できるが詳細記載なし19 x 15 x 8 cm1700g詳細ページへ
8位XGIMIMogo Pro¥66,600¥11,000クーポン4.5
282件
300ANSIlm1920×1080ありオートフォーカス自動補正14.6 x 10.55 x 9.45 cm900g詳細ページへ
9位YABERV2¥10,998¥2,000クーポン4.5
865件
6500lm1280×720ありリング回転補正できるが詳細記載なし‎20 x 16 x 7 cm1900g詳細ページへ
10位popIn AladdinpopIn Aladdin 2¥86,8004.6
379件
700ANSIlm1920×1080あり可能水平40度, 垂直40度55.8 x 55 x 23.6 cm6750g詳細ページへ

2021.8.17 時点

【詳細】ランキング上位10製品の特徴を解説

一覧でどんな商品が並んでるのか確認したあとはそれぞれの詳細に触れていきましょう。

僕の個人的な意見になりますが、プロジェクターを楽しむためにオススメの商品と、損した~と思わないようにできれば避けた方が良い商品というのを明確にしておきます。参考になれば幸いです。

1位 PO.YANK / TP-03

分類:①720p中華プロジェクター
Wi-Fi:〇 / Bluetooth:✕
利用シーン:自宅・都度設置

スピーカーが軟弱なので外部スピーカーを使いたいところですが、本体はBluetooth非対応のため外部スピーカーを使う場合は注意です。プロジェクターとスマホをWi-Fiで繋いで映像を映して、スマホと外部スピーカーをBluetoothで繋ぐ、といったやり方が必要になります。

2位 Anker / Nebula Capsule II [名機] [おすすめ]

分類:③信頼ブランドの名機
Wi-Fi:〇 / Bluetooth:○
利用シーン:自宅&モバイル
ポイント:Android搭載かつ良スピーカー搭載のため単体で楽しめる。720pで良いならアリ

あのAnker製の世界初Android TVを搭載したモバイルプロジェクター、商品レビュー数の多さからも高い人気が伺えます。

基本的にiPhoneやiPadは無線でプロジェクターに接続することができないのですが、AndroidTVを搭載しているこのモデルは、「Nebula Manager」内から「Airplay Reciever」をダウンロードすることでiPhoneやiPadでも無線での接続(ミラーリング / スクリーンキャスト)をすることができます

また、低価格帯のプロジェクターではスピーカー品質が微妙なことが多く、外部スピーカーの接続をおすすめしていますが、このNebula Capsule IIに関しては本体全面がスピーカーとなっていて、そもそもスピーカー販売実績バツグンのAnker製ということもありわざわざ外部スピーカーを接続しなくても音質面は十分満足できるものとなっています。

さらに、フォーカスと補正がオートなので、毎回調整が必要なモバイルシーンでも非常に便利です(マニュアルでの調整も可能)。

ジュンイチ
ジュンイチ
モバイル用途を考えている場合、予算さえ許せばこのNebula Capsule IIはかなりの有力候補です。中華プロジェクターと比較して価格が5倍近いにも関わらず売れ筋の2位にランクインしてますからね。憧れの製品の一つです。

3位 GROVIEW / UYH3

分類:①720p中華プロジェクター
Wi-Fi:✕ / Bluetooth:○
利用シーン:自宅・都度設置
ポイント:こういう付属スクリーンには品質を期待しない方が良い

Wi-Fi機能が無いため映像は基本的にHDMIです。

この商品には100インチスクリーンが付属しているが、中華プロジェクターに付属しているスクリーンには期待しない方が良い。必要以上に伸縮性があってテンション掛けた部分だけ伸びてしまうレビューがいくつか投稿されています。

今やプロジェクタースクリーンは100インチでも3000円程度で満足いくものが買えるので早まらずにこちらを参考にしてください。

4位 UNENU / U1 [おすすめ]

分類:②フルHD中華プロジェクター
Wi-Fi:○ / Bluetooth:○
利用シーン:自宅・都度設置、天井投影
ポイント:Wi-Fi機能が無いため接続は基本的にHDMI

解像度フルHD(1920×1080)なのに実勢1.5万円という安価で購入可能な小型モデルのプロジェクターです。さらに、プロジェクターを立てて置けば天井投影でゴロ寝鑑賞もできる作り。この価格帯としてはスペック的に申し分ない。商品レビューが評価4.9と激高。

マイナス点を挙げるとすれば、稼働音が少々気になるかもというレビューが見受けられる。が、音声が流れる映像であれば気にならないレベルとのこと。 ※気になる場合は実際にレビューを確認してみてください。

5位 ONOAYO / ONO1

ONOAYO プロジェクター 5G WIFI 9500lm 双方向Bluetooth5.0 4K対応 リアル1920×1080P解像度フルHD 4Pデータ台形補正 最新密閉式光学エンジン技術 ズーム機能 家庭用/ビジネス/天井 projector タブレット/パソコン/ DVD/ TV Stick /スマホ/ゲーム機対応 日本語取扱書/専用バッグ付き ONO1
ONOAYO

分類:②フルHD中華プロジェクター
Wi-Fi:○ / Bluetooth:○
利用シーン:自宅・都度設置
ポイント:スマホをワイヤレス接続可能

4Kサポートとの記述あるが真に受けてはだめ。これ選ぶなら4位のやつの方やおすすめです。

6位 TOPVISION / T6 [わない方がよい]

分類:①720p中華プロジェクター
Wi-Fi:✕ / Bluetooth:✕
利用シーン:自宅・都度設置
ポイント:こういう付属スクリーンには品質を期待しない方が良い

注意点としてWiFiもBluetoothも✕なので物理接続オンリーです。他商品と比較してわざわざこのモデルを選ぶ理由がない。というかむしろ買ってはダメなやつ。あと、商品レビューの数がやけに多いがおそらくサクラ使ってる。

付属のプロジェクタースクリーンについての意見は3位のものと同様、ご参考に

7位 HOMPOW / モデル名不明

分類:①720p中華プロジェクター
Wi-Fi:○ / Bluetooth:○
利用シーン:自宅・都度設置
ポイント:こういう付属スクリーンには品質を期待しない方が良い

台形補正機能はあるが補正すると文字がボケるとのレビューあり。①カテゴリーの商品であれば9位のやつをチェックすべき。

付属のプロジェクタースクリーンについての意見は3位のものと同様、ご参考に

8位 XGIMI / Mogo Pro [イチオシ] 

分類:③信頼ブランドの名機
Wi-Fi:○ / Bluetooth:○
利用シーン:自宅&モバイル
ポイント:Android搭載かつ良スピーカー搭載のため単体で楽しめる。フルHD対応が魅力

僕が個人的に次に欲しいと思っているプロジェクターです。[イチオシ]としています!

軽量コンパクトなサイズながら解像度は1920×1080のフルHD、そして外部スピーカーを使わなくても単体で満足できる音質を実現するHarman Kardon(ハーマンカードン)製のスピーカーを搭載し、さらにはAndroid9.0を標準搭載しているため、これ単体で映像が楽しめる。キャンプなどの屋外に連れて行っても活躍する製品です。

3位のAnker Nebula Capsule IIとの違いとしては、XGIMI Mogo Proの方が解像度が高い点と、投射映像が明るい点です。モバイル性と画質を高いレベルで両立したモデルです。

9位 YABER / V2

分類:①720p中華プロジェクター
Wi-Fi:○ / Bluetooth:○
利用シーン:自宅・都度設置
ポイント:予算1万円で敢えて選ぶというならコレ

もし予算1万円しかなくて①720p中華プロジェクターを買うというのであれば、コレかなという製品です。

※ただ、個人的にはあと5000円予算プラスできるのであれば②フルHD中華プロジェクターである『4位のUNENU / U1』を推奨します。

10位 popIn Aladdin / popIn Aladdin 2 [特化] 

分類:④特化型プロジェクター
Wi-Fi:○ / Bluetooth:○
利用シーン:自宅&モバイル
ポイント:プロジェクターとシーリングライトが合体した変わり種

シーリングライトにプロジェクターが組み込まれたという表現がしっくり来るであろう特殊な製品です。

ちなみに、このモデルは名前からも分かるように第二世代なんですが、第一世代から比較すると完成度もかなり高くなっていて、刺さる人にはすっごい刺さる製品となっています。

部屋をスッキリ見せたい人やプロジェクターをスマートに日常使いしたい人なんかに人気です。YouTubeでたくさんのレビュー動画がUPされているので、気になる方は「ポップインアラジン2」と検索してみてください。

価格が価格なだけにおいそれと手は出しづらいですが、セールや中古で安く手に入るのであれば試してみたいロマンのある逸品です。

まとめ

当記事はあくまでも僕の執筆時点のデータを基にしており、Amazonの売れ筋ランキングはよく入れ替わるのでこの記事を見て頂いた時点とではラインナップが違っているものと思います。

しかしながらカテゴリー分けの観点や、比較の際にチェックすべきポイントが分かればきっとプロジェクター選びの参考になると思います。

この記事が誰かの役に立ちますように。ではまた!

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ジュンイチ
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