本記事ではAmazonのプロジェクター売れ筋ランキングを基に、プロジェクターの人気モデルを比較することでどの商品が自分の使用目的に合っているかが分かるように、Amazonの売れ筋ランキング上位5商品のデータを比較しています。
一覧表でざっくりと比較した後、各商品の特徴に触れていきたいと思います。
目次
【比較表】Amazonのプロジェクター売れ筋ランキング上位5位までの商品比較
売れ筋ランキングの上位5位までの商品を比較するため、Amazonで掲載されている情報を表にまとめました。
表中のチェックすべきポイントを赤太文字にしていますので後半で解説していきます。
2020.7.1 時点
プロジェクター選びでチェックすべきポイント
プロジェクターの細かいスペックの違いはもちろんありますが、プロジェクター選びで重要になる大きなポイントは下記の2つだと考えています。
- 接続方法
何の映像を投影するか? - 設置方法
どこに設置して何に投影するか?
それぞれ説明します。
①接続方法:何の映像を投影するか?
プロジェクターを使って何の映像を投影するかによって必要な接続方法が異なるため、そのプロジェクターがどんな接続方法に対応しているかの確認が重要になります。
例えばスマホの映像をプロジェクターに映す場合を例にすると、Wi-Fiで接続するもしくは専用のコードで接続するという2つの方法があります。
プロジェクターとスマホをWi-Fiで接続する方法は非常に便利ですが、対応しているのは基本的にAndroidのみとなります。(iPhoneを接続するためにはAirPlayに対応している必要があるが対応モデルが非常に少ない)
iPhoneやiPadの画面をプロジェクターで映す場合はこのような対応のケーブルが必要となります。
スマホの映像以外では、chromecast、FireTV Stick、AppleTVといったYouTubeや動画配信サービスを見るための端末、もしくはPS4やNintedo Switch等のゲーム機といったあたりがプロジェクターで映したい候補になると思いますが、これらは全てHDMIでの接続になります。
HDMIは最近のプロジェクターでは標準装備なのでどのプロジェクターを選んでも基本的には接続OKです。本記事で紹介するモデルもすべてHDMI対応しています。
と、いうことで基本はHDMI接続、Androidスマホの場合のみプロジェクターがWi-Fiに対応していればラクにミラーリング(スマホの映像をそのままプロジェクターに映すこと)ができるという事を覚えておくと良いでしょう。
②設置方法:どこに設置して何に投影するか?
続いて設置方法についてですが、あなたがプロジェクターを使う際の利用イメージは下記①~③のうち何番に一番近いでしょうか?
- 自宅で観るときに設置し、終わったら片付ける …[都度設置]
- 自宅で常時設置しておく …[常時設置]
- 自宅はもちろん屋外でも …[自宅&モバイル]
どの利用シーンを想定するかで選ぶべきポイントが異なるので理解していきましょう。
①[都度設置]… 使う時だけプロジェクターを設置することになります。基本的にはスクリーンの正面にプロジェクターを配置するので台形補正機能が多少弱くてもOKでしょう。ただ、スクリーンの正面にプロジェクターを置くということはプロジェクターを使っていないときは邪魔になるため片付ける必要があります。
②[常時設置]… プロジェクターを使わないときも生活の導線の邪魔にならないように高い位置に配置するなどの工夫が必要になります。高い位置に配置する場合、上から下に向かって投影するためある程度の台形補正が効く必要があります。もしくはプロジェクターを上下逆さま(天吊り)にしての使用ができるプロジェクターを選ぶ必要があります。
③[自宅&モバイル]… 自宅以外でも使う場合はバッテリーを搭載していてモバイルで使えるプロジェクターを選ぶ必要があります。選べるモデルは限られますが魅力的な商品がいくつかあります。僕自身もSONYのモバイルプロジェクターを持っていて、クランプを使って押し入れの壁に投影したり、キャンプでテント泊の際にテントの内側に投影するといったちょっと変わった使い方を楽しんでいます。
チェックすべきポイントが分かったら
接続方法と設置方法については整理できましたでしょうか?
一口にプロジェクターと言っても目的は様々なので、
- 1万円以下の予算でスマホの映像をWiFi経由でプロジェクターに映したいのか
- 自宅で常に使える状態にしておいて思い立ったらスグに映画鑑賞がしたいのか
- 家以外にも客先でのプレゼンやキャンプでも使いたいのか
具体的な利用シーンを想像することがプロジェクター選びの第一歩になります。
それではこれを踏まえてAmazonプロジェクター売れ筋ランキングを見ていきましょう。
【詳細】Amazonプロジェクター売れ筋ランキング上位5位をそれぞれ解説
売れ筋ランキングの各商品の詳細を5位から1位まで順番に見ていきます。
5位:YABER Y30
はい!5位ランクイン来ましたね!
僕がプロジェクター売れ筋ランキングのまとめを開始した2020年3月版で個人的に注目している商品として挙げたモデルが当時16位→今月ついに5位ランクインしました。
この商品の特徴を一言で表すと、申し分のない映像美が楽しめる据え置きタイプの筆頭モデルといったところでしょうか。
映像に関するスペックは明るさ7000ルーメン、コントラスト比8000:1、解像度はリアル1920×1080対応です。
また、設置時にポイントとなる補正も縦横±50度(横方向にも調整可能)と優秀な点に加え、映像の投射サイズを変えるズーム機能が備わっておりスクリーンまでの距離についても融通が利きます。そのため置場所の自由度が非常に高く、「置きたい場所は決まってるのに思うように綺麗に映せない」ということが他モデルに比べて少ないのがストロングポイントです。実際にプロジェクターを設置してみるとこの問題に直面することありますからね。
デメリットを挙げるとすれば1点、スペック面を見比べると他モデルを圧倒しているのですが、プロジェクターを使うときだけ出してくるというライフスタイルの場合は、サイズ感・重量面できびしいと思います。その手間を理解できる人か、やはり据え置きで常時設置しておく使い方であれば現状ベストバイだと言えます。
あと、この商品は天吊りに対応しています。
僕は自宅で使っているプロジェクターを天吊りしているんですが、棚の上に逆さに置いて常時使えるようにしているので便利です。高い位置であれば投影時に移動しても映像を遮らないし、普段邪魔にならないので天吊り可能商品はおすすめです。
自宅の配置的に逆さに設置するのが難しい場合に、このような天吊り用の棚がハマることもあります。要チェック。
なお、この商品はAmazonでの画像付きのレビュー投稿が充実しているので一度チェックされるのをオススメします。
※その後、在庫切れのためランキング順位が下がっているようです。現在購入可能かどうかは商品リンクから確認ください。
4位:Anker Nebula Capsule II
ラインナップの中では断トツで高額ですが、あのAnker製で世界初Android TVを搭載したモバイルプロジェクターということで高い人気を誇っています。
前でiPhone,iPadは無線でプロジェクターに接続できないと書きましたが、AndroidTVを搭載しているため「Nebula Manager」内から「Airplay Reciever」をダウンロードすることでこのモデルに限ってはiPhoneやiPadでも無線での接続(ミラーリング / スクリーンキャスト)ができます。
また、基本的に低価格帯の製品はプロジェクター自体に搭載されているスピーカーは音質が心もとないため外部スピーカーの接続をおすすめしますが、このNebula Capsule IIに関しては本体全面がスピーカーとなっていて、そもそもスピーカー販売実績バツグンのAnker製ということもありわざわざ外部スピーカーを接続しなくても音質面は十分満足できるものとなっています。
また、フォーカスと補正がオートなので、毎回調整が必要なモバイルシーンでも非常に便利(マニュアルでの調整も可能)。
特記すべきポイントが多く説明が長くなりましたが、モバイル用途では現状これ以上ない製品に仕上がっています。
ただ、ほんとに予算が許すならね
3位:VANKYO Leisure470
執筆時点、タイムセールで¥12,800→¥9,549となっており、さらに¥1,000割引クーポンも適用できるので実質8千円台で購入可能でした(現在の価格はAmazonで確認ください)。自宅で過ごす時間が長くなっている関係で販売業者もこぞって売り進めているのでしょう。
”1万円以下でWi-Fi対応のプロジェクター”が欲しいなら現状この商品一択でしょう。Androidスマホの画面を無線でプロジェクター投影することができます。
2位:ELEPHAS W13
こちらも執筆時点タイムセールで、¥11,999→¥6,799となっていました。(現在の価格はAmazonで確認ください)
利用する都度の設置でスマホの画面を投影する場合は専用のコードでの接続がOKであればアリな商品。明るさ4200ルーメンで解像度1920×1080をサポートしていてコントラスト比3000:1という、映像の綺麗さに関わるスペック値は軒並み高いのが魅力。
1位:QKK AK-83
7月版の1位はこちら!
「1万円以下でWi-Fi対応のプロジェクター」に加えて100インチのスクリーンが付属しているのが特徴。(割引クーポン適用時)
ただ、付属しているスクリーンは安物なのでお得だと勘違いしないよう冷静な判断を。正直なところスクリーンは別で購入した方が賢い。解像度が1280×720とフルHDに対応していない点には注意が必要。
おまけ:プロジェクタースクリーンのおすすめ
おまけに僕が実際に使っていて、安くて気軽に使えるおすすめのプロジェクタースクリーンも紹介しておきます。
売れ筋ランキングの中には、プロジェクターにスクリーンがセットになって販売されている商品もあります。(今回の1位の商品がまさにそれ)
ただ、付属しているスクリーンは安物なので正直なところスクリーンは別で購入した方が賢明です。
スクリーンについても解説しているページがあるので是非商品選びのご参考に

まとめ
僕がプロジェクター選びで重要だと考えているポイント目線で解説してみましたがいかがだったでしょうか?
この記事があなたのプロジェクター選びの参考になれば幸いです。
ではまた!