今後ますますテレワークの需要が高まってくるものと思います。
このテレワーク需要の高まりの中、注目されている「ズーム(Zoom)」というツールがあります。
いわゆるテレビ電話ができるアプリなのですが、LINEやSkype、Googleハングアウト等これまで良く使われてるアプリでもテレビ電話はできます。
なぜZoomなんだ?
そして、ここ最近SNSで「こんな時だからこそオンラインで飲み会をしよう!」という投稿を見かけることがありましたが、それもZoomを使ったものです。
なぜZoomなんだ?
目次
なぜZOOMなのか?
実際にZoomを使ってみて「ああ、それでZoomなのか」って分かりました。
Zoomのメリットとして、とりあえずの使い始めるまでのハードルが低いことと、他のアプリと比較してビデオミーティングに特化した機能が強いことが挙げられます。
Zoomを使い始めるまでのハードルの低さ
ビデオミーティング(電話会議)に参加するためにアカウントを作る必要がありません。
ビデオミーティングの主催者(ホスト)から送られて来た招待URLをクリックして自分の名前(表示名)を設定するだけでそのミーティングへの参加が可能です。
さすがに主催者はアカウントを作成する必要がありますが、招待される側はアカウントは不要という仕様が他のアプリとは一線を画す点です。
Zoomがビデオミーティングに特化している事
複数人でビデオミーティングをする際の通話クオリティが高かった。
特に、喋るタイミングが被ってしまったときに「え?」「え?」となりづらいように感じました。対面での会話に近い感じで、他のテレビ電話ができるアプリとは違うと感じた点です。
僕がZoomを使ってみて感じた点を列挙するとこの通りです。
- 音声がクリア
- 映像は及第点そこそこ
- 複数人で同時に喋っても聴き取りやすい
- 画面共有やホワイトボード機能が便利
- レコーディング録画が便利
- バーチャル背景の設定機能が意外と便利
画面共有ができるのはオンライン会議には必須の機能ですが、それが複数人で同時にできます。また、複数人で同時に書き込めむことのできるホワイトボード機能もあり、これは会議の書記や意見出しといった活用次第で非常に便利だと感じました。
レコーディング機能はボタンをクリックするだけで気軽に録画ができるので、説明会やサロンといった用途で効果を発揮するものと思います。
その他、地味に便利だと感じたのがバーチャル背景の設定です。背景を設定するとその背景の前に自分だけくり抜かれて浮かび上がる感じに表示されるのですが、部屋が見えなくなるので散らかっているので見られたくない場合もOKですし、突然誰かが部屋に入ってきても映り込みません。
無料アカウントでは参加者100人まで通話40分までという制限があります。ビジネスでの会議で40分制限だと厳しいので、ビジネスユースであれば有料アカウントの検討になると思います。ビジネスユースでなければ無料プランで充分でしょう、40分経ってしまったら繋ぎ直せば良いだけですもんね。
ああ、それでZoomなのね
Zoomアプリはスマホ・タブレット(iOS&Android) / パソコン(Win&Mac)といった各デバイス向けにリリースされています。
Zoomのひと通りの機能を使ってみましたが、ビデオミーティングに特化した機能の充実がこのZoom人気の根幹にあり、そして何よりURLをクリックするだけで使えるという使い始めるまでのハードルが低いことで、招待されてZoomを体験してみたら良かった→さらに別の人を巻き込むという事象が起きやすいのだと感じました。
ZOOMの使い方
まずはダウンロードとインストール
こちらのページでアプリをダウンロードしてください。
このページに行ったらPCで使う人は『ミーティング用Zoomクライアント』、スマホもしくはタブレットで使う人は『Zoomモバイルアプリ』の項目からそれぞれダウンロード→インストールしてください。特別なことはありません。
参加側はミーティングに参加の一択
アプリを立ち上げると、「ミーティングに参加」「サインアップ」「サインイン」の3つがあります。
ミーティングに招待されて参加するだけであれば「ミーティングに参加」ボタンを押してミーティングID(もしくは会議室名)と表示名(デフォルトは端末名)を設定すれば参加が可能です。
主催側(ホスト)はサインアップ&サインインして招待
ミーティングに招待する場合は、サインアップ&サインインをしてホームにある「新規ミーティング」のオレンジ色のボタンからミーティング部屋を作りましょう。
そして、招待用URLを発行して、参加者に伝えて招待していく流れになります。
ZOOMの脆弱性について
つい最近の事ですが、Zoomのセキュリティ面の脆弱性について報道されました。これに触れないわけにはいかないので少々見解を。
この報道によって「誰か偉い人がZoomはセキュリティ面で問題があると言ったらしい」「なんだかZoomは危ない」といったマイナスな印象を持っている人が多過ぎるような気がしています。
実際、僕自身もその時はセキュリティ面で問題あるのか~と思いましたが、よくよく調べてみた結果、現在は過度に問題視する必要はないのではないかと考えています。
脆弱性を2つに分類して考えた
脆弱性と言われている問題点は下記の2つに分類できるものだと考えています。
- Zoomのソフトウェア自体のセキュリティ上の問題
- 運用上配慮すれば回避できる問題
まずは、❶については脆弱性発覚の報道からZoom側での対応が進んでおり、現時点ではソフトウェアを最新版にアップデートさえすれば対処済となるものと理解しています。
次に、❷に関して問題となるのはビデオミーティング中に第三者(荒らし)が参加してくるZoom爆弾(Zoom bombing)と呼ばれているものですが、これは下記の点を気にしていれば回避できるものだと考えています。
- パーソナルミーティングIDではないただのミーティングIDを使った部屋を作り、パスワードを設定する。
- ミーティングにはパスワードを設定する。
- ミーティングに参加するためのID・パスワードが外部に漏れないようにする。
パスワードを設定しないと、ミーティングIDとなる9桁(もしくは10桁)の数字が一致すればミーティングに入れるので、ランダムに数字を設定してどこかのミーティングに参加で
きる可能性があり、荒らしに合ったミーティングの多くはこの状態ではないかと推測されます。
Zoomで推奨するミーティング部屋の作り方
ミーティング部屋の作り方には2つあり、パーソナルミーティングID(PMI)を使う方法と、ただのミーティングIDを使う方法があります。
ここの理解が少々やっかいで僕自身最初は分からなくて戸惑ったのですが..
要はパーソナルミーティングID(PMI)というのがユーザーが固定して使えるIDで、パーソナルミーティングIDを使って部屋を作る=自分の部屋に招待している感じ。
なので複数の人にパーソナルミーティングIDを教えている場合、特定の人と打ち合わせをしていても誰かが入ってくる可能性があります。
そのため、基本的にはパーソナルミーティングIDではない、ただのミーティングIDの方を使って部屋を作ることをおすすめします。この部屋は一度限りの部屋なのでミーティングを終了するとその部屋番号は使うことができなくなります。
ただのミーティングIDを使ってパスワード付きの部屋を作り、招待したい人にはその部屋のURLとパスワードをセットで伝えましょう。これで荒らしに会う可能性は無くなります。
Zoomの脆弱性について僕の考え方
この脆弱性の問題については、報道された時点の他人の見解を鵜呑みにしている人が多いように感じています。
こういったサービスを使う場合、利用時のリスクを回避できるかどうかある程度は利用者側のリテラシによる側面があるとも考えています。
僕はZoom推しでもなんでもないですが、使ってみて良い物は良い、と自分で判断したいと考えています。
まとめ
結論、Zoomアリ。オンライン飲み会しよ!
ではまた!