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【日本発祥のトランプゲーム】大富豪のルールに悩む。革命8切り都落ちスートしばりスペ3返し

先日、友だちとスノボ旅行に行ったんです。

夜は飲みに行ったあとホテルに戻り、30も半ばのメンズ(おっさん)が7人も学生のように『大富豪』で盛り上がりました。

数あるトランプゲームの中でも大富豪ってかなり盛り上がりますよね、人数そこそこ多くてもできるし。

けど、大富豪ってローカルルールが多過ぎて、いざやろうと思っても事前にルールをすり合わせないとスタートできないし、そもそも何が公式ルールか誰も知らないよねっていう状況になりませんか?

案の定、あの夜もそうなりましたよね。笑

大富豪の公式ルールってなに?

先日のスノボ旅行の参加者は、関西出身、神奈川出身、鳥取出身(僕)というメンツでした。

数多くのローカルルールが存在する大富豪のようなゲームでは、みんなが別々のルールを持ち寄ってきた時によりどころとなるものがあれば助かりますよね。

調べてみたところ、大富豪には日本大富豪連盟なるものがあり、日本大富豪連盟のサイトには公式のルールが定められています。

参考公式ルール | 日本大富豪連盟

ちなみに、大富豪はメジャーなトランプゲームでは珍しい日本生まれのゲームであり、日本大富豪連盟はその大富豪を世界に普及させることを目的に創設された団体のようです。

日本大富豪連盟が定めている公式ルールをピックアップすると

公式ルールでは、『大富豪は4名でプレイし、4ゲーム×3セットで順位を決定する』とか、席決め・席替えのやり方など、ゲームの大まかな進め方についても細かく決められています。

が、そのあたりはおっさんが7人集まってお酒を飲みながら大富豪をプレイするというシーンではあまりこだわりはありませんでした。笑

それよりも、実際にプレイする時のカードの出し方を統一するというような視点で公式ルールから一部抜粋してみると…

カードの強さと出し方

基本的なカードの強さは下記の通りです。

【弱い】3<4<5<6<7<8<9<10<J<Q<K<A<2<ジョーカー【強い】

このあたりは1度でも大富豪をやったことがある人なら大丈夫ですよね。

自分の順番が回って来たら「場に出ているカードの同じ出し方で、より強いカードを出す」もしくは「パス」をします。

その際、「1枚出し」「同じ番号のカードを複数枚出し」「同じマークの階段出し(連番)」ができます。

ちなみに、階段出しというのは、

♦8♦9♦10 ⇒ ♠9♠10♠J

というような出し方です。

前に出した人の階段の枚数と同じであれば、スタートの数字より大きい数から始まる階段であれば出すことができます。

↑の例では、8~10に対して9~Jを出してもOK、というコトです。

普段、遊びでプレイしていると階段出しを見る機会ってあまり無いですよね?

公式ルールの4人より多い人数でやっていたらそもそもの手札が少ないので発動できる可能性も低いですしねぇ。階段出しも公式ルールとして定められているとは知らず、勉強になりました。

カード交換

大富豪では1ゲーム終了ごとに階級が決まります。

プレイしているのが4人であれば1位抜けの人が大富豪、2位が富豪、3位が貧民、4位が大貧民となります。

階級が決まり、次のゲームが始まる際に大富豪と大貧民は、「大貧民の手持ちのカードから強い順に2枚」と「大富豪の手持ちのカードの中から好きなカード2枚」を交換します。富豪と貧民も同様に、こちらは1枚のカードを交換します。

このルールが大富豪の大富豪たる所以であり、これによって大富豪は大富豪であり続けられるよう宿命付けられます。

先日大富豪をやったときは、プレイ人数が4人ではなかったので、富豪と貧民の間に「平民」という階級を作りました。平民は誰とも手札を交換しないルールにしました。このあたりは参加者同士で臨機応変に楽しみましょう!

5大公式ルール

公式で「5大ルール」と呼ばれている大富豪の重要なルールです。

  1. 革命
    同じ数字のカードを4枚以上出すと、そのゲーム終了までジョーカーを除くカードの強さが逆転する(3が最強で2が最弱となる)。ただし、再び革命が起きれば基に戻る。
  2. 8切り(8流し)
    8を場に出したときは、強制的にそのターンが終了し、次に自分からカードを出すことができる。8を複数枚出したり、ジョーカーと組み合わせて出すことも可能。ただし、8を含む「階段」を出した場合には、8切りは適用されない。
  3. 都落ち
    大富豪より先にあがったプレイヤーが出たとき、大富豪であったプレイヤーは自動的に大貧民になり、手持ちのカードを放棄する。
  4. スート(マーク)しばり
    直前に出されたカードと同じスートのカードが出された時、そのターン終了まで同じスートのカードしか出せなくなる。ジョーカーを含む手ではしばりは発生しないが、発生後にジョーカーを含んだ手を出してもしばりは継続する。
  5. スペ3返し
    ジョーカー1枚に対してのみ、♠3を出すことができる。この瞬間のみ、♠3はジョーカーに勝つ。そのターンは流れ、任意のカードから再スタートになる。

個人的には、8切りと都落ち、スートしばりが公式ルールに定められている事に驚きました。ちなみに、スペ3返しに至ってはこれまで聞いたことも無かったので、大富豪のコトをまったく知らなかったんだなと反省しましたね/(^o^)\

反則あがり

あわせて反則も確認しておきましょう。

この反則になる項目はスタート前に確認しておかないと高確率でモメますからね。笑

  • 最後に出したカードに「ジョーカー」「8」が含まれている。(ただし「8」は階段に含まれている場合はOK)
  • 最後に出したカードが「♠3」の1枚だったとき。
  • 革命が起きていない時に、最後に出したカードに「2」が含まれている。
  • 革命が起きている時に、最後に出したカードに「3」が含まれている。

基本的に、その時点での最強の部類のカードを最後に出してあがることは出来ないという感じですね。

おわりに

いかがだったでしょうか?

大富豪みたいにローカルルールがこれほどまでに存在するゲームというのも珍しいですよね。

このような公式ルールの存在は意見が異なったときのよりどころになると思いますが、そのとき集まった人でその場で適応するルールを確認しながら遊ぶのも楽しいゲームですよね。

今回触れませんでしたが、ローカルルールの中でも比較的有名な「階段革命」「11バック」「ジョーカー返し」というものもありますし、反則についても公式ルールで反則と定められている4点以外にも独自にルール(しばり)を追加して遊ぶこともできます。

時に喧嘩になることもありますが(笑)、こんな特性のゲームだからこそコミュニケーションが捗るという側面もありますよね。

あー、お酒飲みながら大富豪したくなってきたぞ。

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ジュンイチ
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