プロジェクターの映像を映す「スクリーン」、意外と高いですよね。特に100インチを超える大型サイズは既製品だと数万円クラスになってしまいます。
この記事は、総額3,000円ほどで117.5インチの自作スクリーンを作った記録です。定番の「ニトリのロールスクリーン代用」では最大幅180cm=81.3インチ止まりなので、それ以上の大画面が欲しい人の参考になるはずです。
【先に結論】2026年現在のおすすめ
この記事の執筆後、2,000円台で買える100インチの既製品スクリーンを発見し、現在はそちらをメインで使っています。「安く大画面が欲しい」だけならまず↓の記事からどうぞ。自作はロマンと屋外利用派に向いています。

YouTubeでも格安プロジェクタースクリーンについて紹介しています。
初めてのプロジェクターを購入したのは2014年、W杯ブラジル大会のとき
僕が初めて購入したプロジェクター「EPSON EH-TW5200」は、当時のフルHD対応・家庭用エントリーモデルという位置づけの製品でした。
購入して正解、間違いなく名機です。今も現役で鮮明な映像を見せてくれています。
プロジェクタースクリーン遍歴
プロジェクタースクリーンは意外に高額な商品です。特にサイズが大きくなると途端に高額になるため、大きいサイズが欲しくてもなかなか手を出せない人も多いのではないでしょうか。
自作に至るまでに試したことを、遍歴として紹介します。
最初は部屋の壁に投影した
プロジェクターを購入した当時は賃貸1K(9畳)に住んでいました。この部屋がなんともプロジェクターに適した環境でした。
- 壁が白(プツプツしてるタイプ)
- 天井近くの高い位置に飾り棚(本棚)が備え付けられていた
この飾り棚にプロジェクターを設置して対面の白壁に投影したらバッチリ。高い位置から投影できるので、人が移動しても映像に映り込まないのも良い点でした。
その後、転勤でこの部屋からは引越すことに。(サヨナラ、プロジェクターに最適だった部屋)
※高い位置から投影することは、プロジェクターを常時設置する上での絶対条件です。適した置き場所がない場合は、こういった商品を利用する手もあります。
ニトリの遮光ロールスクリーンを代用した
次に試したのは定番の『ニトリの遮光ロールスクリーン』。「ニトリ ロールスクリーン プロジェクター」で検索すると、スクリーンの代用品としてよく使われているのが分かります。

僕は幅180cm×高さ220cmの製品にしました。(カーテンなので縦の方が長い)

ただ、あくまでもカーテンなので制約がついて回ります。
- サイズのラインナップに限界がある(最大幅180cm)
- 設置できる場所が窓(カーテンレール)の位置次第
最大の幅180cmを16:9に換算すると81.3インチ。ここに不満がなければニトリのロールスクリーンでOKという感じです。

プロジェクター用として作られたものではありませんが、そこそこのサイズ感・スクリーン相場と比べた格安さ・巻き上げられる利便性で、素晴らしい代用品だと思います。実際、長らく使っていました。
もっと大きなスクリーンで観たくなり自作の道へ
最初は満足していたニトリのロールスクリーンも、使っているうちに「もっと大きなサイズで映したい」欲が湧いてきました。しかし既製品の大型スクリーンは高額。そこで、100インチ以上×低予算を狙ってスクリーンを自作することにしました。
100インチ超のプロジェクタースクリーンの自作に必要だったもの
必要だったものは下記の4つ。すべて合わせても3,000円ほどです。
- フラットシーツ ダブルサイズ(180cm×260cm)
- ブラックシート(1.8m×2.7m)
- ダブルクリップ(100均)
- 物干し竿(+S字フックなど吊るすもの)
フラットシーツ ダブルサイズ 180cm×260cm

自作にあたり目を付けたのは敷布団のシーツ。なるべく大きいものということでダブルサイズです。ロールスクリーン代用時と違い、長い辺(260cm)をスクリーンの横に使えるのがポイント。
ブラックシート 1.8m×2.7m

よくあるブルーシートの黒バージョン。シーツだけでは光が透けてしまうため、背面に忍ばせて映像をクッキリさせる役割です。
画質だけを考えれば光を吸収する「布」が理想ですが、安価さでこれに勝るものがありませんでした。周囲にハトメ穴が空いている点と、実寸1.71m×2.60mの長辺がシーツとほぼ同じな点がナイスです。
ダブルクリップ(100均)

特にこだわらずなんでもOK。100均のもので十分です。
物干し竿(+S字フックなど)

スクリーンを吊るすために、家に転がっていた物干し竿を利用。S字フックに引っ掛ける方式です。
組み立て手順。完成サイズは117.5インチ
アイテムが出そろったら組み合わせていきます。シーツとブラックシートはダブルクリップで、ブラックシートと物干し竿はハトメ穴に紐を通して結ぶだけです。


縛りが弱いと横にズレてスクリーンにシワができる原因になるので、かなりギュッと縛ります。

シーツとブラックシートは20個ほどのダブルクリップで留めています。横幅がどちらも260cmのジャストサイズなので、余計な折り返しをせずクリップだけでいけます。
あとは物干し竿をS字フックに引っ掛けるだけ。▼こうなります。Perfume(神)を映してみた画。

▼16:9換算で117.5インチ!念願の100インチ超えです。

僕は壁に穴を空けられる環境だったので簡単でしたが、賃貸などの事情で同じ方法が使えない場合も、ブラックシートにはハトメ穴がたくさんあるので、紐を通せばなんとでもなります。(次項の屋外設置も参考にしてください)
パブリックビューイングとして屋外でも設置してみた
この117インチ大型スクリーンを、屋外のパブリックビューイングとして設置する機会がありました。

ハトメ穴に紐を通して6方向(4隅+左右)から引っ張ることで、シワも少なく設置できています。

大画面を大勢で観られて楽しい時間でした。ハトメ穴を活かせる自由さは既製品にない自作の強みです。
まとめ:自作はアリ。ただし「安く大画面」だけなら既製品が最適解
総額3,000円ほどで117.5インチを実現できたので、大画面のコスパとしては大満足でした。屋外利用など変則的な使い方をしたい人には今でも自作をおすすめできます。
一方で「室内で安く大画面が欲しい」だけなら、現在は2,000円台で買える100インチ既製品スクリーンの方が手軽です。僕も現在はそちらを使っています。

プロジェクター関連では、こちらの記事もどうぞ。


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