こんな感じで自作したスクリーンで映像鑑賞しています。
(実測で換算してみたら117.5インチ)
プロジェクターで映像を投影するときって、どこに映像を投影するか?という問題で困ることが多いと思います。
この記事では、このプロジェクタースクリーンを自作した経緯と、どのように自作したかについて紹介していきます。
- 既製品のプロジェクタースクリーン
- 壁に投影する。部屋の壁次第
- ロールスクリーンで代用。ニトリの製品が人気だとか
- 満足できるサイズ&予算に収めるため自作
※①既製品を購入できるお金持ちの方はこの記事に辿り着いてないと思います。きっと「プロジェクタースクリーン 自作」とかでなんとかコストを抑えられないかな、と検索して来た方が多いハズ
目次
初めてのプロジェクターを購入したのは2014年、W杯南アフリカ大会のとき
僕が初めて購入したプロジェクター「EPSON EH-TW5200」は、当時発売されていたプロジェクターの中ではフルHD対応の家庭用エントリーモデルという位置づけの製品でした。
購入して正解、間違いなく名機です。
今も現役で鮮明な映像を見せてくれています。
プロジェクタースクリーン遍歴
プロジェクタースクリーンって意外に高額な商品です。
既製品で、特にサイズが大きくなると途端に高額になってしまうため、大きいサイズのスクリーンが欲しくてもなかなか手を出せないという人も多いのではないでしょうか。
僕のプロジェクタースクリーン遍歴を少し紹介させてください。(これまでこんなことを試した末に自作したんだよ~という感じで)
最初は部屋の壁に投影した
僕がプロジェクターを購入した当時は、賃貸1K(9畳)の部屋に住んでいました。
この部屋がなんともプロジェクターを使うのに適した環境でした。
- 壁が白(プツプツしてるタイプ)
- 天井近くの高い位置に飾り棚(本棚)が備え付けられている
この飾り棚にプロジェクターを設置して、対面の白壁に投影したらバッチリでした。高い位置から投影できたのでしているので人が移動しても映像に映り込みもしませんでしたしね。
その後、この部屋は仕事で転勤があり引越しました。
(サヨナラ、プロジェクターに最適だった部屋)
※高い位置から投影することはプロジェクターを常時設置する絶対条件です。適した置き場所がない場合は、最近はこのような商品を利用する手もあります。
ニトリの遮光ロールスクリーンを代用した
次に試したのは『ニトリの遮光ロールスクリーン』です。
「ニトリ ロールスクリーン プロジェクター」といったキーワードで検索すると、プロジェクタースクリーンの代用品としてよく使われているのが分かります。

ニトリで売っているのは↑こんなラインナップ。
僕は幅180cm×高さ220cmの製品にしました。(カーテンなので縦の方が長い)

ただ、あくまでもカーテンなので、
- サイズのラインナップに限界がある。最大幅180cm
- 設置できる場所が窓(カーテンレール)の位置次第
という制約がどうしてもついて回ります。
もしこの点に不満がなければニトリのロールスクリーンはでOKという感じです。
ちなみに、販売されているラインナップの最大サイズ幅180cmを16:9に換算すると81.3インチになりますね。

この商品はプロジェクタースクリーンとして作られたものではありませんが、そこそこ大きいサイズ感、そしてプロジェクタースクリーンの相場と比べると格安、さらにロールスクリーンなので巻き上げられるという点で素晴らしい代用品だと思います。
このニトリの遮光ロールスクリーンは長らく使っていました。
もっと大きなスクリーンで観たくなり自作の道へ
しかし、最初は満足していたニトリのロールスクリーンもしばらく使っているともっと大きなサイズで映したい欲が湧いてきました。
しかし既製品は高額なため買えず、100インチ以上のサイズで費用を抑えたスクリーンを自作することにしました。
お待たせしました、それでは自作の詳細を紹介していきます。
100インチ超のプロジェクタースクリーンの自作に必要だったもの
スクリーンを自作するのに必要だったものは下記の4つでした。
- フラットシーツ ダブルサイズ 180cm×260cm
- ブラックシート 1.8m×2.7m
- ダブルクリップ(100均)
- 物干し竿(+S字フックとかスクリーンを吊るすなにか)
フラットシーツ ダブルサイズ 180cm×260cm

自作にあたり目を付けたのは敷布団のシーツでした。敷布団を包んで使用するタイプのシーツです。なるべく大きいものということでダブルサイズ!
ロールカーテンを代用したときとは違って長い辺をスクリーンの横に使えます。
ブラックシート 1.8m×2.7m

よくあるブルーシートの黒バージョンです。
これは、シーツだけでは透けてしまうため、スクリーンの背面に忍ばせるものです。スクリーンは後ろの明るさに非常に左右されるので、映像をクッキリ映すためにはこのような黒い布が必要になります。
画質という点では、出来れば素材はテカテカするものではなく、光を吸収するための「布」がいいのですが、安価でこれ以上に適したものがなかったためにこれにしました。
具体的には、周囲にハトメ穴が空いている点と、実寸法[1.71m×2.60m]という長い辺がシーツと同じである点がナイスでしたね。
ダブルクリップ(100均)

特にこだわらずなんでもOKです、100均にもありますね。
物干し竿(+S字フックとかスクリーンを吊るすなにか)

スクリーンを吊るす必要があるので、家に転がっていた物干し竿を利用しました。
その物干し竿はS字フックに引っ掛ける方式にしています。
これらのアイテムを使ってスクリーンを作っていきます。正確なサイズは117.5インチ
さて、アイテムが出そろったところで、これらを組み合わせます。

シーツとブラックシートはダブルクリップで、ブラックシートと物干し竿はハトメ穴を使って紐で結んでいるだけです。簡単に引っ付けられます。

ギュッと縛ります。
縛りが弱いと横にズレてきてスクリーンにシワができる原因になるのでかなりギュッと縛ります。

シーツとブラックシートは20個ほどのダブルクリップを使って留めています。
シーツの横幅とブラックシートの横幅がいずれも260cmのジャストサイズなので余計な折り返しをせずダブルクリップだけでいけてしまいます。
ここまでできればあとは物干し竿をS字フックにひっかけるだけ。
▼こうなります。Perfume(神)を映してみた画

▼16:9比換算で117.5インチ!念願の100インチ超えです。

僕は壁に穴を空けられたので簡単でしたが、賃貸など家の事情があると思うので、スクリーンを吊るす方法はこれと同じようにできないかもしれません。
が、ブラックシートにたくさんのハトメ穴があるので紐を通せばなんとでもできます。
(次項のパブリックビューイング設置もご参考に)
パブリックビューイングとして屋外でも設置してみた
この117インチ大型スクリーンを使って、屋外でパブリックビューイングとして設置する機会がありました。

ハトメ穴に紐を通して、6方向(4隅+左右)から引っ張ることでシワも少なく設置することができています。

このときは大画面で大勢で映画を観られて楽しい時間でした。
まとめ
試行錯誤しながら自作した記録をご覧頂きましたがいかがだったでしょうか。スクリーンを自作するのもアリな気がしませんか?
スクリーンサイズに関しては部屋の大きさや使っているプロジェクターの焦点距離などの事情があることと思いますが、この記事が少しでも参考になりましたら幸いです。
その後、格安で購入できて満足できる100インチサイズのプロジェクタースクリーンを発見したため、現在はこっちを使っています。


ではまた!

