【PR】本製品はRayNeoより提供を受けています。記事の内容は、実際に使用した筆者自身の感想です。
サングラスのような見た目のメガネをかけて、スマホやPC、ゲーム機とつなぐと約6m先に267インチ相当の超大画面が現れる——そんなARグラスRayNeo GT Maxをレビューします。自宅だけでなく実際に電車でも使い、大画面の魅力だけでなく、手元の見づらさや細かい文字の見え方など、使って初めて分かったウィークポイントも含めて率直に紹介します。

※本記事は、2026年9月4日に公開したYouTube動画の内容をもとに再構成しています。価格・仕様は動画時点の情報です。
- 約6m先に267インチ相当の大画面。持ち運べる自分だけの映画館
- USB-C有線接続だからこそ、充電不要・映像が安定・ゲームでも遅延が気にならない
- 得意なのは映画・ゲーム・座席を確保した長距離移動。苦手なのは混雑した電車と「ながら視聴」
- むしろながら視聴ができないからこそ、1本の作品にどっぷり集中できるのが最大の魅力だった
スマートグラスとARグラスって何が違う?

まず前提の整理から。「スマートグラス」はカメラ・マイク・スピーカー・ディスプレイなどを備えたメガネ型デバイス全体を指す広い言葉で、RayNeoは用途で3つに分類しています。

- AIスマートグラス——普通のメガネに近い見た目で、ハンズフリー撮影・AIへの質問・翻訳など日常を便利にするタイプ
- ARグラス——スマホ・PC・ゲーム機と接続し、目の前に大きな仮想ディスプレイを表示するタイプ。今回のGT Maxはこれ
- AI+ARグラス——上2つの合体型で、現実の景色にナビや翻訳を重ねて表示するタイプ(RayNeoではX3 Proがこの位置付け)
名前だけ聞くとAI+ARが全部入りの最上位に見えますが、現時点で大画面と高画質をすべて高いレベルで両立するのは非常に困難。3カテゴリーは上下関係ではなく、何に特化しているかの違いです。
GT Maxの押さえておきたい特徴6つ
①267インチ相当の超大画面

視野角(FOV)は59度あり、スマホを目の前で見るというより「大きなスクリーンと向き合っている」感覚です。画面は大きければいいわけではなく、大きすぎると端を見る目の移動が増えて、最終的にメガネのフレームとも重なってしまいます。

その点GT Maxは画面サイズを85%・100%・115%の3段階で調節できるので、自分に合う大きさを選べるのがグッド。
②高画質を実現する最新技術


DCI-P3カバー率98%、コントラスト比20万:1、最大1,200ニト・120Hz対応で、専用チップVision4000によるSDR映像をHDRに近い映像へ変換する機能を搭載(いずれもメーカー公称)。要するに色の表現範囲が広く、黒がしっかり黒く、明るく滑らかということです。Dolby Visionコンテンツの再生にも対応していますが、こちらは別売りのPocket TV Proと対応コンテンツを組み合わせた場合に利用できるものです。実際の見え方は動画内でカメラ撮影した映像を見てみてください。
③3つの画面制御モード(3DoF)

頭を左右に向ける・上下に向ける・首を傾けるという3方向の回転を検出し、画面を一定の方向に固定する「ピンモード」、頭に追従する「フォローモード」、細かな揺れは抑えつつ必要なときだけ追従する「ステディモード」を使い分けられます。
④USB-C有線接続

本体にOS・ストレージ・バッテリーは載っておらず、スマホ・PC・ゲーム機などとUSB-Cケーブルでつないで外部ディスプレイとして動作します。「無線じゃないのかよ」と思うのは早計で、有線だからこそグラス本体の充電が不要で、映像が安定し、ゲームの遅延も気になりませんでした。バッテリーがない分軽く、内蔵バッテリーの経年劣化を気にせず使えるのもメリットです。
※USB-Cで直接接続するには、接続元の端末がDisplayPort Alt Modeによる映像出力に対応している必要があります。またグラス本体の充電は不要ですが、接続した端末側から給電を受けるため、スマホなど接続元のバッテリーは消費します。
HDMI出力しかないゲーム機などは、対応するHDMI→USB-C映像変換アダプター(別売り)を使うことで接続できます。
⑤Bang & Olufsen共同チューニングの4スピーカー

耳を塞がずに音を聞けるため、長時間でも圧迫感がなく、周りからの呼びかけやインターホンにも気づくことができます。
⑥カスタマイズできる装着感


本体重量は実測80g。一般的なメガネよりは重いものの、ディスプレイもスピーカーも積んだARグラスとしては超軽量で、ヘッドレストに頭を預ける楽な姿勢なら長時間でも私は全く苦になりませんでした。ノーズパッドはS/M/Lの3種類が付属します(私はノーズパッドはLを採用)。
得意なシーンと苦手なシーン

得意なのは、コンテンツに全集中できる環境。自宅のソファやベッドで1本の作品をしっかり味わう体験は、今回のレビューで私が一番魅力に感じた部分です。ゲームとの相性も良好。視界のほぼ全部が画面になるため手元を見る作業はやりづらいのですが、ゲームはコントローラーを見ないので大画面プレイに没頭できます。有線なので操作と画面のズレも感じませんでした。


座席を確保しての長距離移動もグッド。ここで効くのが3つの表示モードで、乗り物ではピンモード(進行方向が変わると画面が元の方角に残ろうとする)よりも、フォローモード(頭の細かい動きまで拾ってピーキー)よりも、ステディモードが一番バランス良く感じました。私は和歌山〜大阪間の特急で試しましたが、揺れが大きめの区間では長時間使うと少し乗り物酔いに近い感覚も。新幹線や飛行機などより揺れの少ない乗り物なら余裕で使えそうです。酔いやすい人は短時間から試してみてください。

一方で苦手なのは、混雑した通勤電車や乗り換えの多い短距離移動(周囲の確認が必要で、立ったまま・歩きながらは難しい。周囲の目線も気になります)。そして「ながら視聴」。視界の大部分を映像が占めるため、スマホを触りながら・家事をしながらの視聴では、何度もグラスをずらしたり外したりする必要がありました。レンズを跳ね上げられる機構が付いたらもっと使いやすくなるのでは、というのは私の勝手な妄想です。
使ってみた正直な感想:「ながら見できない」が最大の価値
GT Maxでは、ちょうどシーズン2が放送中のNetflixドラマのシーズン1を、追いつくために視聴しました。あえて倍速にはせず等倍でじっくり。大きな画面で登場人物の表情や息遣いを感じながら作品を味わう——テレビの前では当たり前だったことが、スマホ中心の生活では減っていたと気づかされます。
GT Maxにはカメラ・AI・ナビはなく、「接続した機器の映像を大画面で見る」ことに目的を絞ったARグラスです。ただ実際に使うと、その限定された体験こそが良い。ショート動画に慣れてタイパを気にしがちな今、ながら見しづらい分だけ目の前の作品へ意識が向く。手元が見づらいという弱点も、見方を変えれば作品以外へ意識を逃がしにくいストロングポイントだと感じました。
視力との相性と、音まわりの注意点

私はICL手術で近視を矯正済みで、左目に若干の乱視、40歳を過ぎて若干の老眼もあります。試した感触では、乱視が矯正できていないとPC接続で細かい文字を読む作業は見えづらいと感じました。一方で老眼については、スクリーンが離れた位置に見えるため「近くが見づらい」感覚はなし。あくまで私の環境での感想なので参考程度に。普段メガネの人はメガネの上から装着もできなくはないですが、視力矯正用のインナーレンズを作ると快適に使えます。
サウンドは静かな自宅なら内蔵スピーカーで十分ですが、騒がしい環境ではさすがに聞こえづらいことも。私が電車で使った際、近くで子供2人が騒いでいたシーンでは音量最大でも聞き取りにくさがありました。騒がしい場所で没頭したいならノイズキャンセリングイヤホンを併用したくなります。
※GT Max本体にはIPD(瞳孔間距離)に応じたサイズがあります。付属ノーズパッドのS/M/Lとは別のものなので、購入時は公式のサイズ案内を確認してください。下のAmazonリンク先では「L(IPD 67mm超)」のサイズが選択されています。
まとめ
| 画面 | 約6m先に267インチ相当(85/100/115%の3段階調節) |
|---|---|
| 接続 | USB-C有線(HDMI機器は別売りアダプターで対応) |
| 得意 | 映画・ゲーム・座席を確保した長距離移動 |
| 苦手 | 混雑した電車・ながら視聴(裏を返せば集中できる) |
| 重さ | 実測80g。ノーズパッドS/M/L付属・インナーレンズ対応 |
GT Maxは単に「267インチを持ち歩ける」のではなく、映像に集中するための環境を手軽に作れるデバイスでした。ドーパミン漬けのながら見から離れて、自分のための時間を作って1つの作品をゆっくり味わいたい人にこそ刺さると思います。


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